大手リース各社と航続距離保証付き中古ＥＶリースサービス構築に向け基本合意書締結/オークネット

大手リース各社と航続距離保証付き中古ＥＶリースサービス構築に向け基本合意書締結

企業・団体 2024年12月24日

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中古ＥＶの活用を促進しリパーパスによる資源循環進める

会社名：オークネット

航続距離保証付き中古ＥＶリースサービスイメージ

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　オークネット（東京都港区、藤崎慎一郎代表取締役社長ＣＥＯ）は、東京センチュリー（東京都千代田区、馬場高一社長）、三菱ＨＣキャピタル株式会社（東京都千代田区、久井大樹社長）と、航続距離保証付き中古電気自動車（以下、中古ＥＶ）リースサービスの構築に向けた基本合意書を締結した。

　航続距離保証付き中古ＥＶリースサービスは、利用可能な価値がまだありながらも海外に輸出されている中古ＥＶを国内にてリユースし、利用期間の延長により、資源の国内循環を促進するというもの。

　国内の新車ＥⅤ販売シェアは２３年時点で１.６％であり、リース業界においても環境対策に積極的な企業を中心に、一定数の新車ＥⅤリースを扱っているものの、車種構成の少なさや利用料の高さから勢いを欠いている。また、中古ＥⅤはリチウムイオンバッテリーの劣化による航続距離の不安から敬遠されることも多いのが現状となっている。
　さらに、バッテリー劣化がそれほど進んでいない、新車登録から５～７年程度の中古ＥⅤのうち約７４％（※2）が海外に輸出され、貴重な国内資源の循環にも大きく影響を及ぼしている。
　これらの状況を踏まえ、オークネットは、まだ十分利用できる中古ＥⅤが、国内で活用されていない現状を打破すべく、東京センチュリー、三菱ＨＣキャピタルと航続距離保証付き中古ＥⅤリースサービスを構築に向けた基本合意書を締結するに至ったとしている。

　航続距離保証付き中古ＥⅤリースサービスでは次の三点を検討し、中古ＥⅤの利活用を促進していく。
１.オークネットが保証する航続距離（リース開始時のＥＶバッテリー劣化度合を加味した、満充電時の航続距離）を付した中古ＥＶを、提携リース各社が関係会社を通じて提供する
２.万一、リース契約期間中に保証する航続距離を走ることができなくなった場合は、リース契約を解除する、もしくは、再度航続距離を満たす車両に交換することを可能とする
３.リース期間中の故障についても、オークネットと提携リース各社との規定に従った保証を受けることを可能とする
　また、リース後の車両（新車登録後８～１０年程度経過）は、オークネットが買取り、使用済みＥＶバッテリーを活用したリパーパス製品流通プラットフォーム「ＥｎｅｒｇｙＬｏｏｐＴｅｒｍｉｎａｌ（エナジー・ループ・ターミナル）」を通じて、リパーパスによる資源循環を進めていく。

■使用済みＥＶバッテリーを活用したリパーパス製品流通プラットフォーム「ＥｎｅｒｇｙＬｏｏｐＴｅｒｍｉｎａｌ」サービスへの連携
　「ＥｎｅｒｇｙＬｏｏｐＴｅｒｍｉｎａｌ」は、ＥＶに搭載されていた使用済みＥＶバッテリーを、診断結果や買い手企業のニーズに応じてリパーパス製品として流通させることを目的としたＢｔｏＢ流通プラットフォームとなっている。
　２４年８月にリリースし、オークネットがプラットフォームの開発・運営、顧客開拓等を、ＭＩＲＡＩ-ＬＡＢＯ株式会社（東京都八王子市、平塚利男社長）が劣化診断業務、ＢＭＳ付バッテリーおよびリパーパス製品の商品化および製品保証、評価業務等を担う。
　航続距離保証付き中古ＥＶリースサービスでの利用を終えたＥＶバッテリーは、「ＥｎｅｒｇｙＬｏｏｐＴｅｒｍｉｎａｌ」を通じてリパーパス製品設計事業者、製造事業者、リサイクル事業者などにその価値をつないでいく。

　オークネットは、リユース・リパーパスでモノの利用期間を延長し、「価値あるモノ」を「必要な人のもとへ」循環させ、サーキュラーエコノミー実現に貢献していくとしている。

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