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HAA神戸(神戸市中央区、瀬田大社長)は11月16日と23日の2週連続企画として「HAA神戸25周年大記念AA」を開催した。「2週で1万5000台」を目標に掲げ、16日は7984台、23日は7243台を集荷、見事に目標を達成した。とりわけ16日開催では、サテライト接続するUSS四国(愛媛県松山市)の出品台数を加えると、8000台超えのAAを開催した格好だ。出品店件数がUSSグループ入り後、最多実績の1370社に上ったほか、多くの会員の参加したことで、64・7%の高成約率を記録する活況だった。
萩田匡利会場長は「多くの会員の皆様にご参加いただけたことは、HAA神戸に対する期待の現れと受け止めている。会社としても5カ年計画で新会場建設などの利便性向上のための設備投資を計画、次の30周年に向けて、会員とともに成長していける会場を目指していきたい」と、意気込みを話す。
こうした中で、全国USS会場でトップを走るデジタル出品の利用率は、23日開催で42%に上った。大手の出品店を中心に移行が進んでいるが、成約率の上昇などのメリットも見え始めているという。同会場がけん引することで、同じ関西エリアにあるUSS大阪、USS神戸もこれに追随し、好実績を上げている。
16日開催のAAでは、全出品台数に占めるプライム系4コーナー(プライムタイム、ゴールデンプライム、軽四プライム、輸入車プライム)の占拠率が40%程度を占めた。高鮮度の良質車が多数集まることで「売り」「買い」の両面で多くの会員がセリに参加、AA活性化につながっている。
来年1月11日開催からは。セリコーナーの変更を実施する。これまで国産乗用車限定の「セカンドプライム&R」として、平均成約率60%程度と売れていたコーナーを分割し「リトライプライム」と「プライムR」を設ける。分かりやすい名称に改めるほか、軽四や輸入車も対象に入れて、さらなるセリ活性化につなげる考えだ。
同会場では、今回のような大規模な記念開催において、会場の手狭さも顕在化している。外周道路の公道化なども影響しているが「トレーラー置き場を周辺のヤードから会場敷地内に移し、搬入・搬出の利便性向上を図りたい。また、来場者駐車場の確保も優先したい」(萩田会場長)と、利用する会員や陸送会社の目線に立った会場運営に注力する。こうした中で、新会場の建設も3年後の着工をめどに検討されているところだ。「まだまだポテンシャルのある会場。大記念AAなどではヤードが手狭となるため、キャパシティ増は必要不可欠」(萩田会場長)とするように、HAA神戸のさらなる成長に期待したい。
25周年大記念AAの開催実績は次の通り。
▽16日=出品台数7984台、成約台数5167台、成約率64・7%、成約単価127万9000円
▽23日=出品台数7243台、成約台数4365台、成約率60・3%、成約単価124万1000円
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