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中古車オートオークション(AA)最大手のユー・エス・エスは、電気自動車(EV)の国内中古車流通活性化の新たな取り組みを、SOMPOホールディングスグループのREVortex(東京都新宿区、楢﨑浩一CEO)と協業すると発表した。
取り組みの背景には、現在、国内で流通するEVはインフラ未整備などの要因で一般的なガソリン車と比較すると取引価格が低い傾向にある。そのような中、中古自動車として流通するEVの多くは需要の高いニュージーランドや東南アジアなど海外へ輸出されており、EVに搭載されている蓄電池の国外流出が問題視されている。そこで、国内でのリユース・リサイクル事業を推進し、持続可能な形で発展させるため、経済産業省と民間団体の電池サプライチェーン協議会の元、中古電池の性能を保証するサービスを試験的に導入する。
そのような背景を踏まえ、ユー・エス・エスは東京会場、名古屋会場限定でREVortexが提供する「バッテリー容量保証付き車両の出品」を10月の開催から実施する。対象車両は両会場とも「ハイブリッド・EV車コーナー」に出品され、保証期間は初度登録から10年もしくは20万㎞。保証料(2万円~3万円)を支払うことで、バッテリー交換費用、または、同等の中古車購入に係る金額を最大160万円まで保証される。
ユー・エス・エスは国内19箇所のオークション会場を運営、年間流通台数は300万台を超え、流通事業における影響力は大きい。また、REVortexは、デジタル技術を活用した車載電池のデータ解析に長けており、バッテリー性能保証を活用した中古車流通の活性化ならびに情報流通の要件検出を担うことができる。電池サプライチェーン協議会に所属する両社のEVの価値向上という問題意識が一致した結果が今回の協業につながった。
三上正裕執行役員は「EVの普及が業界の活性化となり、会員サービスの向上につながることから、率先して進めていく必要がある」と話す。
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