- 第52回東京モーターサイクルショー開催決定 13時00分 日本二輪車普及安全協会
- 地元輸入車ディーラーを経営統合し事業拡大へ 2024年09月17日 シティライト
- 全国から青年部会の「仲間」が集結し盛り上がる 2024年09月17日 JU近畿青年部会
- 年間12回のボトムアップ研修セミナーを展開 2024年09月17日 [ JU広島 ]
- クレジットキャンペーン40連覇を達成 2024年09月17日 JU岡山
日本中古車輸出業協同組合(JUMVEA:東京都品川区、佐藤博理事長)発表の中古車輸出統計によると、2024年6月の輸出台数は12万713台、前年同月比で2万6509台減(82.0%)となり、前月に続いて月間の輸出台数を下回った。一方で24年の1月-6月の輸出台数は77万2244台(前年同期比106.5%)となり、前年の過去最高輸出台数を上回る数字を維持している。
6月の輸出国別台数ではロシアが1万7809台(前年同月比62.5%)となり、前月に続き前年同月の台数を下回った。ただ、前年はロシアへの中古車輸出規制前の実績であり、ロシア向けの輸出は前月と同様に堅調さを保っている。
他の輸出上位国ではモンゴルは前年同月比133.9%と前年同月を上回ったが、UAE(前年同月比81.2%)、タンザニア(同67.3%)、ニュージーランド(同57.2%)は前年同月を下回った。
■世界が日本車を移動手段として求めている
佐藤理事長は6月の輸出実績について「5月、6月と前年同月の輸出台数を下回ったが、総じていえば底堅い動きが続いている。輸出台数の減少は季節要因もある。また、為替は輸出に影響を与える一つの要因だが、中古車輸出において為替が全てでは無い。中古車輸出では構造的に日本の車を求めている人が世界中に多くいる。鉄道が整備されている国は世界でも少なく、移動手段として車を求め、必要としている人は多い。その中でも日本車のニーズは特に高い」と話す。
■ロシアは底堅いニーズ続く
前月に続き前年同月を下回ったロシアの輸出台数についても「5月と同様に輸出台数は、輸出規制前の実績と比べると減っているが、昨年は規制前の駆け込み需要で輸出台数が増えた状況。24年の輸出台数で見ると6月の1万7809台は4月に次いで2番目の台数が輸出されている。その点から見ても日本車の底堅いニーズは続いている」。
「モンゴルは前年同月を上回る台数が続いているが、大渋滞が社会問題化しており中古車輸入に規制が入る可能性も囁かれており、駆け込み需要によって輸出台数が増えている可能性がある」。
■船便の運賃が上昇している
「中東情勢は不安定な状況が続いており、リスクを避けるために南アフリカを経由しての輸出も増え、運賃に影響が出ている。同様にコンテナ輸送も値上がりしており、輸出業者にとって現状はもちろん先行きを考えると悩ましい問題と考えている。先月、新造船が出てくる話をしたが、新造船の積載容量は増えることが多く、その点では輸出への追い風になる。ただ、船の総量が増える訳ではないため、運賃問題の解消は期待できない。その意味でも輸出は時代時代でやり方は変わる。状況を見ながら対応していく必要がある」。
企業・団体関連の過去記事を検索する