川崎大輔のアセアン人材コラム⑮ - グーネット自動車流通

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川崎大輔のアセアン人材コラム⑮

コラム 2022年10月25日
外国人活用10名以上の実践
会社名:アセアンカービジネスキャリア
ティン氏(左男性)、石井社長(中央)、フォン氏(女性)

ティン氏(左男性)、石井社長(中央)、フォン氏(女性)

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 センチュリーオート(石井社長、千葉県松戸市)では、2015年より外国人技能実習生の技能実習生の採用を開始した。現在では5名の技能実習人材、2名の特定技能人材、4名の技人国(整備士エンジニア)人材、1名の技人国(女性フロント)人材だ。外国人採用のきっかけは人材不足の解消だった。初めての外国人は、自動車整備業種にも門戸が広がったばかりの技能実習生を採用し、現在では技人国ビザのエンジニア人材を積極的採用し始めた。

 石井社長は「今の日本人の整備エンジニアは、プロの精神が少なくなってきた気がしています。しかし、新しい風(外国人)が入ってきたことで社風が変わります。外国人たちは、間違いなく日本人より真剣に技術を学ぼうと働きます。特に技能実習の人材たちは、母国の恵まれない環境から日本に1人できて、家族のために働きます。技術や日本語能力はまだ未熟ではありますが、ハングリー精神が強く頑張ります。一生懸命な彼らの姿が日本人エンジニアにとっても刺激になっていると感じます」と語る。更に「普段、働いている外国人がしっかりとやってくれていますので外国人と思っていませんでした。スタッフをスキル・能力で採用をしたところ、必要な人材がたまたま外国人だったということ。結果10人以上になったなあという感覚です。会社全体に対する外国人の比率をどのくらいしようとも考えてはいません。外国人が多人数になりやりやすい点としては、コミュニケーションが向上したこと。他に同じ国籍の外国人がいれば、理解できる人間が通じない部分を日本人に変わってカバーしてくれます。そういう良さは感じています」(石井社長)。

 日本における整備士数が減っていく中で、外国人の活用は必要だ。現在、外国人を活用できない企業は、アフターコロナ時代の外国人採用は難しくなる。外国人の活用を成功させるにはどうすれば良いのだろうか?彼らを単なる労働力と捉えず長期的なパートナーとして付き合い、真剣に外国人活用と向き合っていくことだ。自動車整備業界はそのようなタイミングにきていることは間違いない。

<川崎大輔 プロフィール>
大学卒業後、香港の会社に就職しアセアン(香港、タイ、マレーシア、シンガポール)に駐在。その後、大手中古車販売会社の海外事業部でインド、タイの自動車事業立ち上げを担当。2015年半ばより自らを「日本とアジアの架け橋代行人」と称し合同会社アセアンプラスコンサルティング にてアセアン諸国に進出をしたい日系自動車企業様の海外進出サポートを行う。2017年に株式会社アセアンカービジネスキャリアを立ち上げアセアン各国からの外国人整備エンジニアを日本企業へご紹介。アジア各国の市場に精通している。経済学修士、MBA、京都大学大学院経済研究科東アジア経済研究センター外部研究員。

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