幅広い車種の良質中古車が多く並ぶ徳永自動車の展示場
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福岡県春日市は福岡市南東部に隣接し、福岡都市圏の一角を形成する。福岡市の繁華街から１０㌔㍍程度の距離で福岡市のベッドタウンとして都市化が進んだエリアだ。ここ春日市で１９７８年（昭和５３年）創業の徳永自動車（徳永正義社長）は、地域の発展とともに着実に会社規模を拡大、佐賀市大和町に「オートパーク佐賀店」を展開するなど、広域エリアに３店舗を構え、総在庫台数は１７０台規模に上る。同社ではこのうち安定的に常時１００〜１５０台規模の在庫車を全国１万社超のネットワークを活用した共有在庫「ＪＵテントリ」に登録、掲載することで「展示車を別の市場に出品している感覚」（徳永純専務）と、販売チャネル拡大に生かしている。ＪＵ中販連副会長（流通担当）、ＪＵ九州会長、ＪＵ福岡会長・理事長を務める徳永社長と同社で「ＪＵテントリ」の登録・掲載を担当する徳永専務に「ＪＵテントリ」の有用性や掲載時のポイントなどを聞いた。 （室田一茂）
■常にフレッシュで地域特性に合った品揃えを展開
ワンボックス車や軽乗用車、コンパクトカーなどのファミリー向け車種を中心に幅広く展開する。３０〜５０万円の低価格帯の中古車から２００万円超の高年式・高額車まで幅広く品揃えするが、平均価格帯は１３０〜１４０万円程度。「顧客へのアフターフォローやメンテナンスを販売時以上に重視している」（徳永専務）と、顧客代替え中心の地域密着型の営業展開で、安定的に中古車を供給する。第三者機関による車両評価制度「グー鑑定」を展示車のほぼ１００％に付帯することで「地域のユーザーに安心して買ってもらえる」（徳永専務）環境を整えている。
■「ＪＵテントリ」掲載で在庫回転率向上に活用
同社では在庫車の３分の１を１カ月で回転させるイメージで長期在庫を極力減らすよう努力しているが「思いがけず長期在庫車が売れていくケースも」（徳永専務）と「ＪＵテントリ」による販売チャネル拡大に大きな手応えをつかむ。「小売り」と「ＪＵテントリ」の二刀流で売り逃がしを減らすことで、新たな中古車を仕入れ、常にフレッシュな展示車両が並ぶ好循環を生み出す。
■グーネット登録後、データ連携を活用して「ＪＵテントリ」に登録・掲載
同社ではオートオークション（ＡＡ）仕入れや買取りなどで入庫した展示車両を自社工場で商品化し、グー鑑定を付帯してスピーディーに「グーネット」上に掲載する。こうした車両情報や画像を「ＪＵテントリ」へのデータ連動を活用して共有在庫にもシームレスに掲載していくという。「データ連動で登録作業も簡単。１台あたりの登録作業は約５分程度。月３０台以上の入庫車をコンスタントに登録している」（徳永専務）という。１枚でも多くの写真を掲載することも怠らず「グー鑑定」と合わせ「買い手に包み隠さず情報開示することが大切」（德永専務）だとする。
■全国１万社超の「ＪＵショップ」が活用、商売に役立つツールとして訴求
同社では今年６月、敷地内の店舗を新築グランドオープンしたばかり。黒と茶色をベースとしたシックな外観と明るく清潔感溢れるショールームが特徴だが、撮影室兼仕上げブースも新設した。来店客をゆったりとしたスペースでもてなすほか、商品の「魅せ方」にもこだわる。撮影室の稼働は８月から徐々に拡大、今後入庫する車両の大半は、商品化後すぐに撮影室で撮影する流れを作るという。小売りや共有在庫で売るための先行投資だ。「今後はＪＵ中販連が主導する形で『ＪＵテントリ』で売るための教育が必要。『ＪＵテントリ』の在庫を皆で売るノウハウの共有することで、全国１万社超のＪＵ会員の商売に役立つツールに」（德永社長）と、販売に役立つ情報共有の重要性を説く。
＜会社情報＞
会社名：徳永自動車
代表者：徳永正義社長
住 所：福岡県春日市下白水北７ー９０（本店）
佐賀市大和町大字尼寺３７１８－１（オートパーク佐賀店）
西暦元号早見表
2024年04月19日
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