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令和最新版【査定検査ガイド】②下取・買取査定では何をチェックすればよいのか?

整備 2022年04月25日
会社名:ジャッジメント

 車の査定検査は、瑕疵(ダメージ)をやみくもに摘出すればよいというものではありません。業務の効率を考えるのであれば、その車両情報が『何をするのに必要なのか?』という“目的”を理解していなければなりません(前号)。そこで今回は皆様に最も関連する『下取・買取査定』にフォーカスしてみます。

●下取・買取査定で必要な情報とは?
 下取・買取査定とは、その言葉どおり『値付け』をすることです。下取りであれば、販売車両の購入代金の一部に充当する為、適正な価格で引き取る必要があります。買取査定も、その後に店頭販売(小売り)やオークションを介して業者販売する為、現在の取引相場(オークション相場)を基準として査定金額を決定します。いずれにしても適正な査定額を決定するには“オークション相場”と照合する必要があります。かつてのような週刊冊子スタイルの相場情報と異なり、昨日までのオークション結果が瞬時にネット経由で入手できる時代。さらにPCではなくスマホで検索できるように進化しています。とは言え、それは情報を入手する手法が便利になっただけであり、調べるのに必要な情報に変化はありません。

 査定に必要な情報とは“価値に大きな影響を与えるもの”その一言につきます。
 ①初度登録年月(年式)・・・車両の使用期間を客観的に示す情報、マイナーチェンジ年の場合には前期型・後期型の判定材料としても使用。
 ②走行距離・・・車両の使用頻度を客観的示す情報
 ③型式・グレード・・・車両の諸元・装備を特定できる客観的な情報
 ④ボディ色(カラーコード)・・・査定者の主観が反映されることもあるが、カラーコードを確認することで客観的な情報にすることができる
 ⑤装備・・・とくにメーカーオプションのような付加価値の高い装備の有無
 ⑥予想評価点・・・オークション出品時に予想される車両状態を数値化した評価

 その他諸々の情報もありますが、こうした基本情報があればオークション相場情報で類似車両のデータを抽出することができます。①~⑤の項目は、車体や車検証等の帳票類を確認すだけでなので、査定経験の少ない方でも得られやすい情報といえます。これに対して⑥の予想評価点は、査定者の“検査技能レベル”が問われる情報といえるでしょう。
 
●査定者に求められる知識と技能
 査定車両の『オークション評価点』を予想するには、査定者がオークション検査員と同じ“評価点感”を備えていること、さらにベースになる瑕疵の摘出技能(とくに修復歴摘出技能)が同等レベルであることが求められます。評価点感を養うには、まずオークションの各評価点が持つイメージを理解しておく必要があります。主に『登録済未使用車』に使用されるS・6点や『災害・大改造車』の1点、そして『修復歴車両』に用いられるR点を除くと、中古車はおおよそ5段階に分類することができます(図参照)。

 多少使用感がある車両だったとしても、『年式』や『走行距離』相応と思える車両であれば4点、目立つ外装瑕疵が何か所か見られる場合には3・5点といったイメージです。 実際の査定では、いきなり車両の細かいチェックを始めるのではなく、車両全体を眺め『パッと見の評価点』をイメージします。 このイメージをベースに瑕疵の摘出レベルを調整していきます(次号へ)。
 

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【対象評価点】

4、4.5点

【抽出価格条件】

直近価格が500千円以上

【抽出台数条件】

毎月50台以上の流通が過去6ヶ月連続していること