川崎大輔のアセアン人材コラム⑨ - グーネット自動車流通

2024年3月29日 [金曜日] 先負 |  西暦元号早見表 西暦元号早見表  |  サイトマップ サイトマップ

川崎大輔のアセアン人材コラム⑨

コラム 2022年03月28日
海外進出、ミャンマーで整備事業と人材育成
会社名:アセアンカービジネスキャリア
愛媛日産のミャンマー人技能実習

愛媛日産のミャンマー人技能実習

拡大拡大する

 愛媛日産自動車(愛媛県松山市、岡社長)は、ミャンマー人技能実習生(整備)を雇用している。2017年1月より今まで合計20名の受け入れを行なっている。きっかけはミャンマー進出だ。5年ほど前より準備を進め、2019年にミャンマーに「ENATIC AUTOMOTIVE(エナティックオートモーティブ)」という合弁会社(JV)を設立。出資比率は愛媛日産が70%で、自動車整備・BP事業をスタートさせた。同時に、研修センターを併設し、現地で自動車整備の人材育成も行っている。

 ミャンマー人技能実習生は、ミャンマーにある研修センターで教育を行い日本へ入国する。愛媛日産の専務である髙橋氏は「外国人活用のきっかけは、海外事業立ち上げ準備として、技能実習生を日本で鍛え上げ海外事業の整備コア人材として育てることでした。現在は弊社3年の経験を経て再び現地ミャンマーのエナティックで働いております」と語る。

 現地法人エナティックオートモーティブでの人材育成は、急速な近代化で高まるミャンマーの自動車整備ニーズに対応していくだけでなく、日本で不足する自動車整備士の供給源にもなる、循環型ビジネスモデルを構築している。

 ミャンマー人の大きな魅力の1つに成長スピードが早いことがあげられる。素直で貪欲だからこそ、車を触れば触るほど伸びていく。特に日本人が現場で教えていくと技術の伸び率と吸収力が高い。初めて外国人と一緒に仕事をする日本人スタッフであっても教え甲斐を感じるだろう。

 一方で、確かに初めての外国人を受け入れることは不安だろう。しかし、受け入れてみないと受け入れ体制構築はできない。成功している事例を完全に真似ても成功はしない。まずは他社事例を見様見真似で実行し、失敗もしながらカスタマイズしいくことが成功への近道だと言える。

 これからの国内新車ディーラー考えなくてはいけないことはなにか。それは長期的な戦力として外国人とのウィンウィンの共存共栄を考えていくことだ。彼らがいずれ母国で活躍できるようなキャリアアップを支援することが求められている。

<川崎大輔 プロフィール>
大学卒業後、香港の会社に就職しアセアン(香港、タイ、マレーシア、シンガポール)に駐在。その後、大手中古車販売会社の海外事業部でインド、タイの自動車事業立ち上げを担当。2015年半ばより自らを「日本とアジアの架け橋代行人」と称し合同会社アセアンプラスコンサルティング にてアセアン諸国に進出をしたい日系自動車企業様の海外進出サポートを行う。2017年に株式会社アセアンカービジネスキャリアを立ち上げアセアン各国からの外国人整備エンジニアを日本企業へご紹介。アジア各国の市場に精通している。経済学修士、MBA、京都大学大学院経済研究科東アジア経済研究センター外部研究員。


[PR]トレンドウォッチ

オークション一覧へ


企業・団体一覧へ


整備一覧へ


板金一覧へ


店舗情報一覧へ


ひと一覧へ


相場統計一覧へ


新製品一覧へ


新車ランキング一覧へ


中古車ランキング一覧へ


FC加盟募集 アップル

荒井商事

ASNET

QuickXQuick

週間オークション情報

Loca Loca

オークション会場情報へ

成功事例集

バナー広告募集中

グーネット自動車流通へのご意見・ご要望

コラム関連の過去記事を検索する

日  ~  

【対象評価点】

4、4.5点

【抽出価格条件】

直近価格が500千円以上

【抽出台数条件】

毎月50台以上の流通が過去6ヶ月連続していること