【2022年 年頭所感】ホンダユーテック 代表取締役社長 中薗 憲一 - グーネット自動車流通

2024年4月25日 [木曜日] 先勝 |  西暦元号早見表 西暦元号早見表  |  サイトマップ サイトマップ

経営者・理事長年頭所感(2022年度)

【2022年 年頭所感】ホンダユーテック 代表取締役社長 中薗 憲一


 新年明けましておめでとうございます。
 旧年中は会員の皆様をはじめ、関係各位様からご支援、ご愛顧を賜り心から御礼申しあげます。

 昨年も新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた一年でした。一年延期となった東京オリンピック・パラリンピックも開催に漕ぎつけましたが、無観客での開催はまだ記憶に新しいところです。依然、自粛ムードが漂いながらも、昨年後半から感染者も減少し、営業規制も緩和されるなど、日本経済も活気を取り戻しつつあります。自動車業界に目を向けると、世界的な半導体不足と部品納期の遅れを受け、新車製造に大きく影を落としました。中古車も上半期は高い需要のもと、活発に取り引きされましたが、下半期はタマ不足に陥り、中古車流通市場は厳しい状況にあります。ただ、新車製造も厳しい時期を抜けつつあり、予断は許しませんが2022年は昨年より期待が持てる年になると考えています。

 昨年の当社事業を振り返ると、会場運営では昨年に続き、全6会場とサテライト会場が会員様の安心と安全を最優先に努めました。具体的にはポス席の間引きや仕切り版の設置、また食事提供の中止や時差開催等、打てる手を全て打ち出し、安心と安全なセリの環境づくりに取り組みました。来場会員様にはご不便をお掛けしましたが感染防止対策を評価いただき、安心して会場に足を運んでいたただいております。

 2021年1月から11月の全6会場の開催実績は、出品台数が16万246台(前年同期比94.1%)、成約台数は15万3045台(同100.5%)、成約率は95.5%(前年同期89.5%)でした。ホンダオートオークションの出品車は、ホンダ販売会社様のみの出品であり、新車納期の遅れにより出品台数こそは前年実績を割りましたが、成約台数と成約率は前年を上回ることができました。中でも北海道会場と仙台会場は成約率100%を記録するなど、会員様にホンダAAの良質車と検査を評価いただき、活発な応札に支えていただいた1年でもありました。引き続き良質の中古車を集め、精度の高い検査を通じて会員様のご商売に貢献していく所存です。

 社内では一昨年から、役割の明確化に取り組んでいます。現在、本社と現場である事業の役割を明確にし、それぞれで出来ることを推し進めています。一例を挙げると本社は企画の作成と提案を、各会場は会場独自のイベント開催を実施してきました。双方が時間とパワーを注げる環境をつくり、愚直に取り組み続けることでホンダ販売会社様と会員様のサービス向上に繋げて参ります。
 また、昨年にメーカー一体施策の最重要課題として推し進めてきたBS11をBSプロにビルドアップしました。BSプロは、ホンダグループにおける中古車事業の強化と貢献という役割は変わりませんが、ホンダユーテックは中古車のプロとして付加価値の提供に努めています。引き続きホンダオートオークションの生命線であるホンダ販売会社様との関係を深め、良質なクルマをいただくことで落札店様のご商売に貢献していきます。
 
 最後に、本年が皆様にとって素晴らしい一年となりますことを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。