カープライス（東京都杉並区）　ユーザー本位のサービスで新たな買取を/カープライス

カープライス（東京都杉並区）　ユーザー本位のサービスで新たな買取を

店舗情報 2016年09月30日

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透明度の高い仕組み、接客を大切に

会社名：カープライス

林社長

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　２０１６年１月に買取サービスを開始。同年２月に店舗を構え、売却希望ユーザーと会員である自動車販売店を自社オークションで繋ぎ、サービス開始以降毎月約１００台を買い取るカープライス社。独自のビジネスモデルを展開しユーザーと販売店に評価を得ている同社の取組ついて代表取締役を務める林耕平氏に聞いた。（聞きて：齊藤寛英）

【ユーザー本位のサービス】
　サービスの内容は、自社運営によるネットオークションを買取の場として提供している。売却希望ユーザーと自動車販売店であるバイヤーを当社のネットオークションを介して繋いでいる。
　仕組みは至って簡単。ユーザーが当社サイトに出品し当社に加盟のバイヤーが落札する。その過程における出品作業は当社が行う。ユーザー出品車の査定も当社で行い、ユーザーはオークションの結果を待つ。出品中もユーザーは車を普段通り使用したまま結果を待てるので、気楽なサービスとして好評をいただいている。出品中の車の扱いに注意を払ってもらうが、ユーザーはオークション結果が出るまで車に乗っていて良い。
　ユーザーには売切価格を提案、設定している。売切価格を超えると売却となるためユーザーは安心して出品できる。ユーザーはノーリスクであり出品手数料も不要。バイヤーは租税公課の諸費用と入札した車両代金のみ。当社のサービスに参加するためにはカープライスのオークション会員になっていただく必要があるが、会費は無料であり、同社の営業規約に同意し古物商があれば参加できる。加盟のハードルの低さも魅力。加盟バイヤーは現在１００社強。年間数台取引する店舗に買取を活用してもらいたい。まずは体験してもらいたい。

【検査体制の強化】
　ネットオークションのビジネスモデルは現車オークションと同じ。バイヤーは現車を見れないため注意して検査している。社内でも検査トレーニングを実施しており、この夏には「ＱＣ（クオリティコントロール）部」も立ち上げ検査体制の強化に取組んでいる。検査スタッフは現在２名。今後、検査精度の維持、向上を図り検査スタッフを増やしていきたい。

【ユーザーに提案】
　出品車は都内ということもあり、輸入車が多い傾向。既にフェラーリやポルシェの買取実績もある。ユーザーは小売相場を想定しているが話をすることで買取価格相場を理解してもらう。価格は色や走行キロの条件をしっかり加味してユーザーに提案。結果、ユーザーサイドに立ってのアドバイスを評価いただき、買取価格に満足していただいている。
　買取の基本はネットオークションだが、ユーザーの都合によっては店舗で直接買い取るケースもある。自分たちの店舗で対応できるのも強み。店舗は現在１店舗。店舗所在地の東京都を中心に営業。今後は神奈川・千葉・埼玉とまずは首都圏に店舗を増やしていきたい。そのためにはオペレーションの改善が必要。全国からも問い合わせをいただいており、その声に応えるためにも早く体制を整えたい。
　買取オークションは基本、毎日１７時から１５分だけ開催。１台の時もあれば複数台の時もある。１台に１５分をかけ、複数台の場合は同時進行。中長期的にはリアルタイムでオークションを行い、ユーザーの手間を省くサービスを提供したい。

【グローバルな意識を持って仕事を】
　前職はＩＴ業界に身を置き、ｗｅｂサービスの開発をしていた。カープライスを設立したのは、ＣtoＢtoＢのモデルが日本に無かったから。当社が行っているビジネスモデルはヨーロッパを中心に海外で伸びている。また、同時にＢtoＢのオークションも試験的にスタートしている。その場で査定、リスクフリーでその日に完結する。日本の中古車流通業界は大きく色々なビジネスモデルが共存できる業界と考えている。色々な可能性を感じており、新しい価値、サービスを提供していきたい。
　社内向けだが経営理念は「グローバルな意識を持って仕事を」。自動車は国内だけではなく海外でも人気。長期的には海外展開も視野に入れている。透明度の高い仕組み、接客を大切にし、信頼される会社になりたい。

会社名：カープライス株式会社
設立：２０１５年11月
代表者：梅下直也（１９７７年生、アメリカ西海岸出身）・林耕平（１９７８年生、神奈川県出身）※共同代表制のため
スタッフ数：30名

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