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日本自動車鑑定協会(東京都大田区・剣持純也理事長)は1月8〜10日の3日間にわたり、車両鑑定技能向上を目的とした鑑定師実車テストを実施した。この鑑定師実車テストは年に一度、同協会の正会員である「ジャッジメント、エキスパート、アイズ、カークレド」の約130名の鑑定師(Grading Master)に対して実施している。
技能向上研修試験は、用意された30台の中古車に対して、1台あたり、決められた時間内で10台について、車両骨格の修復歴の有無や外装、内装、機関について見極めを行うというもの。同協会では、テスト専用にアプリを開発、車両検査が終了すると、直ちに結果が表示され、個人別の成績結果が確認できる。
剣持理事長は、こうした取り組みを通じて「消費者と販売店へ、中古車の確かな品質と価値の情報を提供するための仕組みと環境を創りたい」、「中古車業界の視点と消費者の視点のいずれか一方に偏ることなく、第三者機関として、車両状態を情報開示することで、今後も中古車流通業界をサポートしたい」と語った。
同協会では、これまでに250万台以上の車両を検査している実績があり、過去検査データを蓄積、AIを活用しデータ分析することで、見落としやすい部位への注意アラートを表示させるなどの鑑定師補助ツールの開発などにも取り組み、さらなる検査精度の向上を目標としている。今後も消費者のクルマ選びに安心をプラスした情報を提供していきたいとしている。
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