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ビィ・フォア―ド(東京都調布市・山川博功社長)は、商船三井(東京都港区・池田潤一郎社長)のアフリカ航路自動車専用船が初寄港した木更津港からのアフリカ向け販売車両の出荷を開始した。同社はこれに先立ち、昨年から国内物流の効率化のため、ストックヤードを千葉県野田市から木更津港へ移動させており、今回の寄港により、年間約1万6000台の陸送費削減が見込めるという。
同社は現在、日本国内に45カ所のストックヤードを持つが、このうち5カ所が木更津港周辺に集まっている。この5カ所の搬入可能台数は最大5875台。今後はより多くの自動車専用船が木更津港に寄港するよう、出荷に注力する。これまでは木更津港にアフリカ航路船が寄港することが少なく、多くの車両を木更津港から川崎港や横浜港に横持ち搬送していた。
木更津港は2011年から本格的に中古車の輸出を開始、15年の中古車輸出台数は3万7000台で関東エリアでは、横浜、川崎に次ぐ第3位。全国でも7位の規模を誇り、今後ますますの拡大が見込まれる。今回初寄港した「SWAN ACE」(総トン数:5万8685トン)は約600台の中古車を船積みし、9月下旬にケニアやタンザニア、モザンビーク、南アフリカの各国主要港に荷揚げする予定。
同社は、年間11万3310台(16年度実績)の中古車を日本初の越境ECサイトを通じて世界127カ国に販売、このうち約5割をアフリカに販売している。アフリカの全54カ国中43カ国に販売する。
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