【トップインタビュー】柳田昌宏会長(バンザイ社長)に聞く - グーネット自動車流通

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【トップインタビュー】柳田昌宏会長(バンザイ社長)に聞く

ひと 2017年08月17日
自動車技術の進化、市場の変化を見つめ、各種課題に対応した設備機器を提案していく
会社名:日本自動車機械工具協会
柳田昌宏会長

柳田昌宏会長

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 5月25日に開催された日本自動車機械工具協会(機工協)の通常総会において、柳田昌宏氏(バンザイ社長)が会長に就任した。自動車技術の大きな変革を受け、機械工具はどのように変化し、工場に何を提案していくのか。柳田新会長に考えを聞いた。

【整備、鈑金塗装業界の現状をどのようにみているか】
 大型車ディーラーが2・3年ほど前から設備投資を進めており、今後数年は継続すると見られる。一方、乗用車においても新車販売台数は本年6月まで8 ヵ月連続で前年を上回っている。新車の販売が好調な点は、自動車業界全体にとって明るい兆しだと言える。ディーラーには設備投資の意欲があり、2020年までをめどに各種設備機器の更新を進めていくという声を多く聞く。公共事業によるものも含め、2020年に向けた様々な動きは新たなビジネスチャンスを生むと予想される。それに伴うモノの移動により輸送関係が好調になるなど、自動車業界にも良い影響を与えるだろう。少なくとも今後数年は、先行きは暗くないと考えている。

【自動車技術の大きな変化を受けた、機械工具業界の対応を聞かせてほしい】
 6月に開催したオートサービスショーでは、エイミング調整や次世代自動車に対し、どのような整備をしていくのかに関心が集まった。ボデーショップや整備工場で各種センサーの調整作業に対応する場合、メーカーやセンサーの種類によって作業方法やツールが異なることがネックになっており、現状で設備機器として提案できることは限られている。ただ、これからは車両の正対を効率的に行うための装置などは、各社から提案があるだろう。メカニックの人材不足に対しては、効率化や省力化を目的として、従来とは異なる追加機能を備えた機器が登場すると考えている。

【協会として、どのような活動をしていくのか】
 これまで、整備機器の事故調査結果を機工協Webサイトに掲載するとともに、パンフレットやポスター、DVDの活用によるリフト事故防止啓発活動、リフト点検資格者による定期点検の推進などを実施してきた。また今年はリフトに限らず整備作業中の各種事故について取り上げたDVDを作製し、整備専門学校への配布やオートサービスショーでの紹介などを行った。今後も、整備機器の事故撲滅を目指した活動を継続していく。

【オートサービスショーの次期開催に向けた見通しを聞きたい】
 次回は2年後の2019年開催となるが、東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴いビッグサイトが一部使用できなくなるため、会場はまだ確定していない。ビッグサイトと交渉し、仮設の展示場を作るという話も出ているが、会場の広さなどに関して、今と同じ条件とはならないため、検討しているところだ。

【整備・鈑金塗装業者に向けて一言】
 自動車の大きな変化に、当然整備機器も対応していかなければならない。これまで整備機器は、新車の後追いで対応せざるを得なかった。しかし以前に比べると、カーメーカーから情報が提供されるようになってきており、自動車業界全体で整備機器を考える意識が高まりつつあるように感じている。また、広く普及するIoTなどの新技術を整備機器はどのように活用できるのか。女性メカニックや高齢者に向けて、何を提案していくのか。新技術の動向や市場の推移を見据え、ユーザーそれぞれの課題に対応した設備機器を提案していきたい。




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