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マレーシアのマーケットは、※ペケマが輸入規定を決定し、管理、チェックを行っている。マレーシアに輸出したい国外の輸出業者はペケマのメンバーになっている業者がほとんどである。車両がマレーシアに到着後に、ペケマによる承認(車両の年式や輸出者がペケマのメンバーになっていること等の確認)を受けることになっている。ペケマのマーケット管理の例としては、輸入可能年式から外れた車両が入ってこないか、万が一規定以外の車が入ってきた場合は、それを輸出した輸出業者からメンバーの権利を剥奪などを行う。
同国の中古車マーケットの仕組みは、MITI(国際貿易産業省)が1年~1年半に一回発行する「AP」という輸入車を販売できる権利券をペケマメンバーのAPホルダーと呼ばれる人々が受け取り、中古車ディーラーにAPを販売する。発行の際には、国内のマーケット状況を見て何枚発行するかを決定する。ディーラーはAPがないと中古車の販売、仕入れをすることができないため、ホルダーとディーラーの信頼関係なくして中古車業界は回らないといえるだろう。これだけ聞くとディーラーの立場がかなり弱いように聞こえるが、ディーラーがAPを使い切らないと、ホルダーが次回ペケマからAPを発行してもらえないため、信頼したディーラーに手堅く使ってもらうことも不可欠となるため、ホルダーとディーラーとの信頼は絶対的なものである。同国は、中華系とマレー系の人種が混在しているが、マレー系(ブミプトラ系)の方が立場が強く、APホルダーもブミプトラ系の人しかなれない。
※ペケマ:1980年代に発足したマレーシアへの車の輸入に関する規定の決定権を政府より与えられた機関。
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