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JU栃木 (栃木県宇都宮市・高谷昭彦理事長)は5月5日、「2017キッズモーターショー」を同会場にて開催した。当日は9時30分の開門前から家族連れが列をなすなど、昨年以上の来場者に会場は賑わった。
昨年に続き、今回が2回目の開催となった「キッズモーターショー」は、JU栃木青年部が青年部活動の一環として開催。昨今、若者のクルマ離れが叫ばれる中で、幼い頃よりクルマに親しみ憧れてきたJU栃木青年部の同志が、10年後に免許を取得し自動車を保有する世代に向けて、クルマに対する憧れや興味を伝えることが重要と考え、「キッズモーターショー」を開催している。
今回は、JU栃木青年部の取り組みに賛同したJU群馬青年部・斉藤祐一部会長やJU東京青年部・山口太一幹事ら他県の青年部も来場。山口幹事は自ら展示車を出展し同イベントを盛り上げた。また、JU群馬会員の呼びかけに群馬県の旧車会が応じ、約30台の名車が会場に並び注目を集めた。
今開催も、子どもたちがクルマに興味を持つように趣向を凝らしたアトラクションを実施。「いろんなクルマ大集合!」では、パトカーや自衛隊車輌、運送会社のトラックなど、多種多彩なクルマが並ぶ中、クルマの前で記念撮影をする家族の光景も多数見えた。
「自動車整備体験!」は、整備の大切さを伝えると共に実際にウィンカーやライトを操作。エンジンルーム点検では、子供たちがわかりやすいように人間の健康に例えて説明するなど工夫を凝らした内容に子供たちも積極的に参加していた。体験後には顔写真入りの「こども整備士」認定書を発行。認定書を手にした子供たちは喜びの声を上げていた。
他にも落書きカーやクルマの解体ショー、ミニ四駆コーナー、ペダルカーレースなど、子どもたちが夢中になるイベントが催された。
「キッズモーターショー」の提案者であり、今期よりJU栃木青年部会長を務める岩間務氏は「クルマ離れと言われる中で、自分の子どもが『自動車屋をやりたい』という環境を作りたいという思いがある。また、10年に一度持ち回りで担当する関連協の研修会では苦労した。今回のように青年部がイベント運営を経験することで、スキルも身に付く。イベントも研修会も作り方は一緒。経験することで、より良く運営できると考えている。今回は亀井実行委員長が頑張ってくれており、良いイベントになる」と背景を語った。また、「キッズモーターショー」を運営する上で意識しているのは「自分が楽しめるかどうかが大事」と語り、「自分が楽しめないと来てくれる人も楽しくない。だからこそ皆、率先して動く。JU栃木青年部も同じ。JU栃木青年部が栃木県内の自動車業界やその他の業種、同世代の団体の中で、如何に存在感を出せるかを考えている。JU栃木青年部は凄いと言われる組織を目指したい。今期のJU栃木青年部のスローガンは『情熱』。今期は勉強会も含め毎月何かしらのイベントを予定している。高谷会長をはじめ、執行部は理解があり、懐が深い人が多い。その中で自分がやりたいことをやっていきたい」と抱負を語った。
「キッズモーターショー」の実行委員長を務める亀井氏は「実行委員長を務めるにあたり、意識したのは、自分が一生懸命に動くこと。動いてもらうことが役割でもあるが、自分が本気でやるからこそ伝わることもある。そういう意味でも行動で見せることを意識した。今回のイベントも高谷会長が地元新聞社に声がけをしてくれたおかげで来場者数も増えている。執行部からも是非イベントを開催して欲しいという声もいただき、支援もいただいている。これはJU栃木にしかできないと思う」と語った。
以下は、「キッズモーターショー」に対してのコメント
川西和夫副会長「今後の車社会を考えても意義のある必要な取り組み。子供たちにクルマに乗ってもらい、感じてもらい、業界の盛り上げに繋げて欲しい」
星野靖之青年部理事「自分が二代目だからこそ今回のような次世代の担い手の創造を考えた取り組みが必要と感じる。JUだからこそできる取り組みであり、やらなければならない」
大森敏臣直前部会長「大人もワクワクするイベントであり、子供たちに楽しんでもらいたい。JU栃木青年部の仲間は熱い想いを持っている」
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