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中古車輸出ポータルサイトを運営する株式会社カーディールページ(CardealPage:東京都新宿区)が2月7日よりスタートした、City Delivery Service(シティデリバリーサービス:以下、CDS)が好調な滑り出しを見せている。
一般的には輸出中古車の輸送は仕向地の港までだが、同社が始めたCDSは港から先の現地ユーザーに車を直接届けるサービス。親会社である株式会社ロジコの陸送のノウハウを活かし、CDSを通じて中古車輸出の販路と取引の活性化を図っていく。
同社は現在、ケニア・タンザニア・南アフリカの3カ国を入り口に、内陸国を含めた8カ国29ルートでCDSを行っており、好調な取引実績を受け仕向地の拡大を予定しているという。
輸出先では2000キロ以上の距離を自走するケースもあり、その間に車のトラブルが生じることも少なくない。CDSは、そのようなトラブルを防ぐ仕組を構築している。現地ユーザーが希望すれば日本出港時には車両検査を実施し、コンディションを確認。輸出先の現地ユーザーが車両状態を確認できるようにしている。また、車両が出港されるまで代金はカーディールページが保全する上、現地ユーザーの対応もカーディールページが代行することもできるため、販売者の集金リスクを避けつつ、販売強化を図ることもできる。
カーディールページはインターネットを通じ世界の人々が安心して車を買うことができ、どこにでも届けられる仕組づくりを目指している。同社はサービスを開始し約3年。会社を設立して2年を迎え、国内自動車業者向けの「輸出販売代行サービス」と輸出業者向けの「集客代行サービス」を事業の軸として展開している。現在では約6500台の車両を海外向けに掲載しており、日本のバラエティに富んだ車両の人気を受け、認知度も高まっている。
嶋田紀幸取締役は「現地の中抜き業者を省くことで、中間コストの削減を実現できる。直売することで、日本から輸出する販売店は高く売れ、現地のユーザーは安く買える。今後は在庫台数を集め、海外の注目を集めるサイト運営と海外スタッフの充実を図っていく。そしてユーザーがより買いやすい環境を整えていくことがテーマ」と語った。
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