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NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(東京都港区・佐藤幸雄理事長)は2月23日、「記者懇談会」を都内にて開催した。同会はNGP役員、理事と記者を合わせ約30名が参加。情報交換を含め同組合の事業理解を深めることを目的として催され、懇親を深める場となった。
開会挨拶に立った佐藤理事長は「昨年は30周年記念を迎え、今年は31年目に入った。自動車業界を取り巻く環境は、非常に厳しい時代に入った。少子高齢化、新車の販売台数減少、それに伴い使用済廃車の減少、安全性能の向上による事故車の減少、それに追い打ちをかけるようにEV車販売、自動運転の推進などが起きており、今まで培ってきた自動車の産業構造が崩れ始めている。NGPもこれからの動向を注視しながら、柔軟に対応していかなければならない。しっかり前を向いて進んでいきたい」と述べた。
続いて、今年度の事業計画の進捗状況について総務広報委員会・杉之間大和委員長より説明がなされた。
今年度の事業計画進捗状況として、先期に続きNGP各支部ごとに地場のマーケットに合わせた施策となる①リサイクル部品の市場拡大、②海外販路の拡大、③素材回収スキームの構築、④次世代人材の育成、⑤車輌仕入強化の5点について報告、説明がなされた。
各詳細について「①リサイクル部品の市場拡大は、地産地消の考えに基づき各支部にて施策を展開。システム改修も終え、一般ユーザー向けの売上は前年同月比194%の実績となった。②海外販路拡大は、海外向け共同コンテナの推進が奏功し、出荷実績も増えている。③素材回収スキームの構築は、素材知識の向上と共同回収スキーム構築の二本立てで推進しており、NGPグループのスケールメリットを活かした仕組みづくりを進めている。④次世代人材の育成は、各種セミナーを実施しており、NGPの強みの一つである教育を強化していく。⑤車輌仕入強化は、一般消費者に向けにブランド展開している『廃車王』を仕入施策として各支部で展開していく」と説明がなされた。
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