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【繁盛店レポート】モーターハウス(鹿児島県霧島市)キャンピングカーを全国へ広域販売

2016-12-28


  

  • 思い切った商売の転換で実績を上げる中濵社長
    思い切った商売の転換で実績を上げる中濵社長
  • 展示場には所狭しとキャンピングカーが並ぶ
    展示場には所狭しとキャンピングカーが並ぶ
  • オートキャンプイベントでユーザーとのつながり強化
    オートキャンプイベントでユーザーとのつながり強化
  • オートキャンプイベントではユーザー間の交流も活発
    オートキャンプイベントではユーザー間の交流も活発

 鹿児島から宮崎方面に向かう国道10号沿いに一際目を引くキャンピングカーと軽スポーツ「コペン」の専門店が展示場を構える。アウトドア・クルマ好きには堪らない展示車を並べるのは「夢の世界をお客さんに売る」ことを体現するモーターハウスの中濵勲社長。同社の展示場には、幅広い車種・サイズのキャンピングカーが所狭しと並ぶほか、様々なカラーのコペンが一列にずらりと並ぶ。ターゲットを絞り込んだ販売戦略により、全国から多数のユーザーが集まる。(室田 一茂)

【常時50台規模のキャンピングカーを展示】
 同社の特徴でもある豊富なキャンピングカー在庫。トヨタ「ハイエース」ベースのものから、バスコンやフルコン、キャブコンなど、あらゆるジャンルのキャンピングカーを展示、自身も幅広いメーカー、車種、年式を手がける同店ならではの品揃えで全国から多数の問い合わせが入る。こうした問い合わせには自動車ポータルサイト「グーネット」が威力を発揮する。全80枚もの車両画像を駆使して外装や内装などを幅広く『魅せる』。同サイトの管理システムである「MOTORGATE(モーターゲート)」を使い、ユーザーの購買動向などを分析、全国に向けた情報発信に活用する。全成約の60〜70%は現車を見ずに売買契約を締結するというから驚きだ。

【コペンの専門店展開もキャンピングカーにヒント】
 ダイハツの軽スポーツ「コペン」を専門的に販売する同店だが、「希少車ほど小売り相場が下がらず、他には無い車として問い合わせも多く入る」(中濵社長)という考えのもとでの品揃え。専門店展開することで、修理のノウハウなども蓄積出来るという。メーカーやディーラーの手の届かない深い部分でユーザーとの信頼関係は強まるという。コペンについては全国的に在庫もノウハウも少ないことから、他店やディーラーなどから修理依頼が舞い込むことも多いという。

【ここ数年で専門店展開に大きく転換】
 同社がこうした専門店展開に乗り出したきっかけは、商売への危機感に他ならない。大型店の進出などで地域の販売店には不安感が漂う中、「思い切った『商売替え』により、社運を賭けた勝負に乗り出した」(同)という。キャンピングカーもこの5〜6年でノウハウを蓄積、「何事も常に勉強」(同)という姿勢がユーザーとの強い絆を作る。

【年2回のオートキャンプイベントで顧客と交流】
 春、秋の年2回、自社主催のオートキャンプイベントを実施、毎回多数の既納客を集め、様々なキャンピングカーが一堂に会す。「夢を売る商売」に相応しく、会場にはユーザーの笑顔が溢れ、同社のファンを拡大する。

<店舗情報>
会社名:モーターハウス
代表者名:中濵勲社長
所在地:鹿児島県霧島市国分川内2023−1