【トップインタビュー】中古車買取ＦＣのユーポス柏原　隆宏社長に聞く/ユーポス

【トップインタビュー】中古車買取ＦＣのユーポス柏原　隆宏社長に聞く

ひと 2016年04月27日

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ＣＳを最大テーマに顧客層拡大へ

会社名：ユーポス

ユーポス・柏原　隆宏社長

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　中古車買取フランチャイズチェーン（ＦＣ）を展開するユーポス（大阪市西区）。関西エリアでは絶対的知名度を有する同社だが、今期は買取台数３万４０００台の達成と関西地区８店、九州地区１０店の新規出店を目標に掲げ、早期の１００店舗体制構築を目指す。柏原隆宏社長に今期の方針や店舗開発強化、九州地区での展開などについて聞いた。　　　　　　　　　（室田　一茂）

　―今期の営業方針、目標について
　「関西での８店増とともに、九州地区で１０店舗の開設を目指している。九州地区では専任担当者が３月から本格的な営業活動を開始した。ただ、今回の熊本県での大地震の影響もあるため、先行きは見通しが立てづらい。現段階でははっきりとした方針は打ち出せないが、被災地に寄り添いながら、皆さんの復興のお役に立てるよう、協力していきたいと考えている」
　「われわれの業界では、ＣＳは最大テーマとなっている。買取業界の信頼度向上に努め、ユーザー視点のサービスを提供することで、『安心』を提供していきたい。これまで２０～３０歳代のファミリー層中心だった来店客の動向を検証しながら、顧客層の拡大を図りたい」

　―ＦＣ本部として、各加盟店の足並みを揃えることも必要不可欠となる
　「今期は前述の顧客層拡大の考えもあり、車両単価の向上を目指している。高額車に乗るユーザーにも満足していただけるよう、各加盟店のハード面での拡充にも努めたい。ＶＩ（ヴィジュアル・アイデンティティー）の更新もその１つ。イメージアップを図るとともに、幅広い顧客層に対応した接客ノウハウの展開を図る」

　―ＦＣ加盟店による増店意欲の高まりも強く見られる
　「有力店による増店意欲の高まりは顕著。同時に新規加盟企業による出店も活発で、ユーポス事業の『伸ばしやすさ』が魅力になっているのではないか。大手加盟店がけん引する中で、６月をめどとするＶＩのリニューアルにより、低価格ながら加盟店の統一感を出せるよう、ＶＩ統一を進めていきたい」

　―九州地区での展開は
　「専任者を設け、３月より営業活動を開始したが、九州地区での知名度はまだまだの状況。こうした中で熊本県での大地震も発生した。まずは被災地の雇用支援の意味合いも含めての活動も考えられるが、当面は福岡県で着実に地盤を作り、早期１０店舗体制の構築を目指したい」

【プロフィール】
柏原　隆宏氏（かしはら・たかひろ）１９７２年６月２１日大阪府泉佐野市生まれ、４３歳。趣味は映画観賞。好きな言葉は「三方良し」「Ｗｉｎ‐Ｗｉｎ」「共存共栄」などで、皆が満足し、地域社会に貢献できる企業を標榜する。

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