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中古車輸出販売のビィ・フォアード(東京都調布市・山川博功社長)は、2016年4月1日より、アフリカ有数の港を持ち、アフリカ大陸のゲートウエイとして注目の集まるタンザニア連合共和国のダルエスサラームにて日系企業では初となるバイク急便サービス『BE FORWARD EXPRESS』の運用を開始する。
同社は、2012年10月に世界の他の地域に先駆けて、タンザニアのダルエスサラームに現地公式エージェントにより現地オフィスを開設した。現地オフィスでは、主に通関業務、集金業務、近隣国への車両の配送業務(「シティーデリバリーサービス」)、その他販売サポートなどを行っており、2015年9月には当社初となる専有倉庫「BE FORWARD MALL」をオープンさせ、現地の物流強化に乗り出していた。
今回サービスを開始したのは、主に自動車購入に関わるBL(船荷証券)などの書類配達サービスで、同社のECサイトもしくは、現地オフィスより中古車を購入者を対象に、2016年1月25日より専用配送バイク10台でテスト運用をしていた。当サービスの最大の強みは配送時間の短縮で、従来外注で書類の発行から手元に届くまで3~4日かかっていたものが、自社物流を使う事で最短で翌日の配送が可能になった。1月のテスト運用開始直後から予想以上の反響があり、近くバイク便以外にも普通車やトラックでの配送も開始する予定で、2015年9月にオープンしたBE FORWARD MALLとも連携し、自動車パーツや消耗品などの配送も順次開始し、現地の販売力と物流強化を目指す。取扱件数も3月の393件(25日現在)から、6月には約3倍の1200件の取り扱いを目指す。
将来的には同国に支店を置く他の都市、アルーシャ、トゥンドゥマ、モシ、ザンジバルをはじめ、首都ドドマ、ムワンザ、モロゴロ、イリンガ、ンベア、ソンゲアにもサービスを広げ、タンザニア国内の各都市を中継させる物流網を拡充させる予定。現在、車両の越境配送サービスである「シティーデリバリーサービス」は、アフリカ13か国、35ルートでサービスを実施しており、今回のBE FORWARD EXPRESSを隣国のサンビア、マラウイ、D.Rコンゴといった国々へ広げることで車両以外の商品の配送も可能にし、東アフリカ一帯をカバーする自社物流網を構築し、越境配送サービスの強化を目指す。
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