東証２部移行後初の通期決算は過去最高実績を更新（写真は大阪市城東区のハナテン本社）
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ハナテンが５月１４日発表した２０１４年３月期連結決算は、売上高が前期比３４．９％増の４３８億１５００万円、営業利益が同２７．９％増の２７億１９００万円、経常利益が同３４．８％増の２４億９９００万円、当期純利益が同２６．３％増の１４億６６００万円となり、大幅な「増収増益」を記録した。売上高が１７期ぶりの記録更新となったほか、営業利益は２期連続、経常利益は３期連続の記録更新となり、ビッグモーターグループ傘下に入り、強固な営業基盤を確立した同社の底堅さが顕在化した格好だ。
販売関連では、車両販売台数が同２９．２％増の４万４７０２台と前期を大きく上回ったほか、周辺部門（保険、割賦、、カーディテーリング関連など）の厚みを増したことで、台当たりの売上げ、利益を大きく伸ばした。車販の内訳は、直販が２万１０５５台（同３６．１％増）、業販が２万３６４７台（同２３．６％増）。期中に新設した４店舗の販売台数、売上げなどが上乗せされたほか、未使用車販売のウェートも高まり、軽自動車が全体の５５％を占めた。
オークション関連では、出品台数が同１１．６％増の１１万７９９４台に増加するとともに、成約率も５４．４％に上昇し、手数料関連の売上げ増に大きく貢献した。
サービス部門においても、新設拠点の「岩出営業所」と、リニューアルし整備工場併設型店舗に生まれ変わった「ビッグモーター中久世店」など、全１１拠点に併設のサービス工場が車検入庫を核に、ユーザーの来店入庫を促進した結果、車検台数は同３３．８％増の１万９１４８台、整備売上げは同２８．０％増の１６億９６００万円に拡大した。
米倉晃起社長は「車販自体の売上げを伸ばすことはもちろん、１台の販売に対しトータルでどれだけの提案ができるかが大切。付帯収入である保険やクレジット、ボディーコーティングなどの総合力が車販部門の売上げ、利益増の原動力」と話す。
消費税増税前の駆け込み需要ばかりがクローズアップされた前期の国内自動車業界だが、市場活性化による業績好転以上に、同社の総合営業力強化が売上げ、利益の両面で大きく貢献した格好だ。
今期は、決算年度の変更（９月期決算に変更）により、１４年９月期決算は４～９月のみの経過措置となる。期中には、木津川と伊賀に２営業所を新設。いずれもサービス工場併設型の総合拠点。
西暦元号早見表
2024年04月24日
日本中古車輸出業協同組合（JUMVEA）
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