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先般、朝9時過ぎにオークション会場を訪問した際、事務所奥のデスクで管理職の立場の社員が新聞を広げ、読んでいる光景を目にした。当然、来場する会員に対しての挨拶はない。カウンター越しに立つ社員達は、来場する会員に「お早うございます!」と元気よく挨拶をしている。
朝、新聞を読むことが必要であっても、現場(営業担当社員)が頑張って出品・来場依頼を掛け、来場する会員を無視してまで読むのはマナーに反すると感じた。
早朝9時過ぎにAA会場に着く会員は、当然相当早い時間に事務所や自宅を出ている。また不幸なことにその管理職に対し、社員も会員も指摘を行っていない。恐らく本人は新聞を読むことが仕事の一環と考え、会員に失礼なことだと思っていないのだろう。
人は自らの気付きで成長すると言われている。これまでも度々、『異業種に学ぶ』というテーマでコラムを書いているが、内容は他業界(他社)が販売する商品や仕組みだけではなく、接客術やアフターサービス、そして社員教育を取り上げている。不況下でも業績を伸ばす企業は、社員達が一生懸命に取り組み真剣であり、接客が一流である。だからこそ、お客は感動を感じ何度も利用し会場のファンになっている。その原点に気付いて頂きたい。
エコカー補助金も7月中には終わると言われ、同月以降は下取り台数の減少が始まり市場では夏枯れが起こる。その厳しい状況を打破しようと、現場社員は一丸となり、知恵を絞り、企画を練って会員に営業を掛ける。しかし、上司である管理職が気持ちよく笑顔で会員を出迎えなければ、現場で頑張る社員達の努力は台無しである。
(倉元進)
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