「車はお客様の思い出の宝庫 その物語を共有して… - グーネット自動車流通

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成功事例集

「車はお客様の思い出の宝庫 その物語を共有していきたい」

2013-11-08
土路生 修

株式会社ホンダアーバン カーストックマーケット
代表取締役社長  土路生 修



【会社概要】
創業:昭和41年・〒737-0003 広島県呉市阿賀中央5-8-35 TEL.0823-27-8088

―土路生 修社長―
 弊社の重点テーマは「お客様の期待を超える感動を提供する事」だと考えています。期待を超え、感動を提供するためには、お客様から頂く代金以上の付加価値を提供しなければなりません。弊社の事業は新車・中古車販売はもちろん、買取・委託販売、そしてここ最近スタートした福祉車両の分野等、多岐に渡りますが、これらは全て「感動を提供する事」を目的として行っています。例えば買取・委託販売では、車と一緒に「物語」の提供を行っています。自論ですが、中古車には前オーナーと歩んできた物語があります。例えば「毎週、洗車していたんだ」「○○へ新婚旅行に行った思い出の車なんだ」等、前オーナーとの何年もの物語が詰まっているのです。これはAAで落札した中古車や新車にはなく、前オーナーの顔を見る事ができる買取・委託販売だけの価値だと言えます。この物語という価値を前オーナーにご了承頂いた範囲でユーザーにお伝えでき、共有、感動を頂ける事、また大切にされていた車が、新しいオーナーと新しい物語を作るお手伝いができる事が買取・委託販売車事業の面白さなのです。

お店の転機となったエピソード:弊社では今後、福祉車両の分野に注力していきます。今年は9月18日から20日までTOKYOビッグサイトで行われた国際福祉機器展に出展しました。展示した車は米ホンダのオデッセイをベースに福祉車両に改造された日本初上陸のエンターバンなど3台です。健常者の日常は、障害者にとっては非日常であり、車を買う事一つとっても同様です。福祉車両は車種が限られているので、乗りたい車種・グレードを選べない事が多いのです。弊社ではそのような環境を少しでも改善したく思い、車両の改造、福祉機器の架装に取り組んでいきます。もちろん、お客様の障害により改造、架装する内容は全く異なるため、世界に一つだけのクルマ作りです。言葉にすると簡単ですが、当然お客様一人一人への完全オーダーメイドなだけに、試行錯誤の連続です。また、それだけ価格も高額ですが、お客様が高い金額を払うという事は期待の表れであり、それを超えなければなりません。難しい仕事ですが、お客様へ納品したとき見る笑顔や、「車で出勤し自立できた」等、感謝される事に強いやりがいを感じます。
 前述の福祉機器展では想像を遥かに超える多くのお客様にご来場頂きました。その中で「こんな事も可能なんだ!感動した!」というありがたいお言葉も頂きました。嬉しい思いと同時に福祉車両分野にはニーズがある事に自信を持つ事ができました。今後も弊社はお客様を感動させることを軸に、挑戦を続けます。